【専門家査読付き海外ジャーナル】当院の強迫性障害(OCD)治療成績が「Journal of Clinical Medicine」掲載

当院の強迫性障害治療成績が、査読付き英語論文としてアクセプトされました。 

当院の強迫性障害治療成績をまとめた論文が、「Journal of Clinical Medicine」にアクセプトされました。

こちらはインパクトファクター4.9の専門誌で、専門家による査読付き英語論文となります。

オープンアクセスの雑誌になりますので、全文をインターネット上で公開されています。

全文(英語)をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

首都圏における強迫性障害患者に対する深部経頭蓋磁気刺激治療のケースシリーズ

OCDの当院治療成績について、英語査読付き論文(インパクトファクター4.9)として公開されました。 

  • 第一著者:井川春樹(医師)
  • 第二著者:大澤亮太(医師)
  • 統計解析:佐藤昭子(臨床工学技師)・水野星美(臨床工学技師)
  • 最終著者:野田賀大(医師)

アブストラクト(日本語)

当院の井川先生が中心となり、顧問で国際医療福祉大学准教授の野田先生の指導のもとで、英語論文にまとめました。

当院で実施した26名の患者様に対して、deepTMSを30回施行した前後での治療効果を統計解析したものになります。

強迫性障害の心理検査であるY-BOCSでの重症度30%以上の改善を目標にした場合の奏功率は、53.9%となりました。

サブ解析では、お薬の服薬状況や性別は治療効果と関係ないこと、「強迫観念への抵抗」「強迫による妨害」が強い患者様は治療抵抗性があることがわかりました。

今回の治療成績は、アメリカやイスラエル、トルコなど22の臨床施設で行われた29回のdeepTMS後の奏効率57.9%と同等になりました。

【強迫性障害に対するディープTMSの実臨床での有効性:22の臨床施設から収集された市販後データ】

当院をご検討いただく患者様へ

私たち東京横浜TMSクリニックでは、顧問の野田賀大先生サポートの元、欧米レベルでのrTMS療法を倫理観をもって実践しています。

このような形で匿名化されたデータとして治療成績を集計させていただき、それを統計解析することで独自のノウハウを構築しています。

今回は強迫性障害についての論文になりますが、論文でまとめた以上のノウハウが蓄積されています。

こうしてそれ相応の海外専門誌に掲載されるには、専門家の批判的な審査を重ねていく必要があります。

東京横浜TMSクリニックでは治療ノウハウの蓄積と、専門家にも安心いただけるrTMS療法の実践を目指して、強迫性障害に限らずに学術活動を積極的に行っています。

治療効果が十分に期待できる治療ではありますが、今回の症例でも1例は悪化、2例は横ばいとなっています。(OCDでは、効果が十分でなかった患者様に、メタアナリシスで成績の良いSMA低頻度刺激を提供させていただいています。)

高額な治療費になりますので、患者様の治療経験を最大限に活用させていただき、最大限の治療を提供していけるよう、これからも励んでまいります。

強迫性障害とTMS治療

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カテゴリー:お知らせ, 重要なお知らせ  投稿日:2022年10月21日