【うつ病79】30代女性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年/6月~X年/9月の94日間
 - 主訴:怠くて起きられない、すぐ疲れる、不眠症
 - TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
 - TMS治療プロトコール:aTBSと倍量iTBS(1,200発/回) の組み合わせで30回
 
目次
これまでの経過
精神科初診が13年前で、うつ病と診断された患者様です。
出産を機に症状悪化し、4年前に他院でTMS治療を行いました。
2人目の出産後に症状再発し、TMS治療を希望されて当院に来院されました。
治療歴:抗うつ薬(アモキサン、イフェクサー)、睡眠導入剤(ブロチゾラム)、気分安定剤(炭酸リチウム)、抗不安薬(ロラゼパム)
TMS治療経過
※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
抑うつ状態を改善するため、aTBSと倍量iTBS(1,200発/回)の組み合わせで30回行いました。
TMS4回終了後に、ご本人様の体調不良とお子様の体調不良が重なり、治療間隔が1か月空いてしまいました。
治療4回終了後に改めて、治療間隔をあけずに治療に専念してくださいました。
TMS20回終了時には、「ちょっと前よりはいいようなは気もする。家族からは特に変化は指摘されない。」とあまり効果を実感されていない様子でした。
TMS30回終了時は調子も良く、「以前よりよくなった。前よりは外出できている。落ち込みが減り、買い物や子供たちと水族館に行ったりしている。」と、とても効果を感じられました。
30回目の治療終了時にお話しさせていただきましたが、とても明るい表情で、柔らかい雰囲気になっており、スタッフも目に見えて効果を感じられました。
再発時の対応について説明し、ブースター治療の案内、薬物療法も継続を支持し、終診となりました。
症例のまとめ
治療4回目で体調不良に見舞われ一か月治療期間が開いてしまいましたが、その後は治療間隔開けることなく治療継続をしていただきました。
30回目で劇的に効果を感じられ、主訴の改善を得られた症例です。
【お読みいただいた方へ】
			
医療法人社団こころみは、東京・神奈川でクリニックを運営しています。
			「家族や友達を紹介できる医療」を大切にし、各クリニックでコンセプトをもち、社会課題の解決を意識した事業展開をしています。
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また、当法人ではTMS診療の立ち上げ支援を行っており、参画医療機関には医療機器を協賛価格でご紹介が可能です。
			ご興味ある医療者の見学を随時受け付けておりますので、気軽にお声かけください。
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カテゴリー:こころみ医学 投稿日:2022年12月17日
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