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前頭前野に対する反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)における抗うつ反応の陽性予測因子

うつ病とTMS治療のページに引用しています。

TMS治療を半数が治療効果を1年維持

こちらの論文は、TMS治療での効果を3か月、6か月、1年と追跡調査をしていって、その効果がどれくらい持続するかを調べています。

こちらによれば、TMS治療をうけた患者さんの半数は1年以上の効果が持続しているという結果となっています。

およそ3か月の時点では3分の2の反応でしたが、1年の経過の中では2分の1となります。

効果を持続している要因としては、維持療法をしていることと、女性であること、が挙げられています。

性差がどこまでTMS治療効果に影響しているのかについては、例えば女性は生物学的基盤がベースになるうつ病患者さんが多いなど、他の要因も関係していません。

男性は維持療法を受けたほうが良いというわけではありませんが、再発リスクが比較的高いと思われる方は、維持療法を検討したほうが良いことは間違いがなさそうです。

論文のご紹介

うつ病でのTMS治療の持続性や耐久性についてのメタアナリシスをご紹介します。

英語原文は、こちら(Pub Med)をご覧ください。以下、日本語に翻訳して引用させていただきます。

背景

治療抵抗性うつ病(TRD)の治療選択肢には、反復的経頭蓋磁気刺激(rTMS)を含む様々なニューロモジュレーション技術が含まれている。

rTMSは安全であり、短期的な有効性が証明されているが、抗うつ効果の持続性は十分に確立されていない。

目的

rTMSが誘発する抗うつ効果の持続性に関する既存のエビデンスを評価する。

方法

我々は、うつ病に対するrTMSの導入コース終了後3ヵ月以上経過した後に収集された抗うつ転帰尺度を報告する研究のシステマティックレビューを行った。

導入コースに反応した患者のうち、導入後3ヵ月後(m3)、6ヵ月後(m6)および12ヵ月後(m12)の反応率を評価するためにメタ分析的アプローチを用い、メタ回帰を用いて反応率の予測因子を検討した。

結果

2002年から2018年までに発表された19件の研究が含まれた。

18件はm3(732例)とm6(695例)で解析対象となり、9件はm12(247例)で解析対象となった。

初期奏効者のうち、m3で66.5%(95%信頼区間=57.1~74.8%、I2=27.6%)、m6で52.9%(95%信頼区間=40.3~65%、I2=0%)、m12で46.3%(95%信頼区間=32.6~60.7%、I2=0%)が奏効を持続し、大きなバイアスは認められなかった。

ランダム効果メタ回帰ではさらに、女性の割合が高いこと、および維持療法を受けていることが、特定の時点でのレスポンダー率の高さを予測することが示された。

結論

rTMSはうつ病に対して持続的な効果のある治療法であり、治療の導入コースが成功してから1年後までの持続的なレスポンダー率は50%である。

維持療法はrTMSの抗うつ効果の持続性を高める可能性があり、将来の臨床試験で体系的に検討されるべきであるとともに、臨床現場でも考慮されるべきである。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年2月25日

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