【不安障害④】23歳男性
プロフィール
- 治療期間:【急性期】X年2月~X年3月の39日間
- 主訴:全般性不安障害、うつ症状
- TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
- TMS治療プロトコール:倍量iTBS30回 (1日2回週3回のaTBS)
これまでの経過
高校生の頃から他院にて通院加療を行っていました。
高校生の時は全般不安障害と診断されていました。現在社会人1年目で、地方で勤務していましたが先月から休職しており、うつ状態と診断されていました。
他院にて処方されたメイラックス(抗不安薬)、セレネース(抗精神病薬)、アーテン(抗コリン薬)を服用中となっていました。
TMS治療経過

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査
全般性不安障害でうつ症状を認めるため、まずはうつ症状の改善を目指してiTBSを30回行いました。
TMS10回終了時は、「今のところ頭痛等の副作用はない。まだ落ち込みや不安は強い、自宅で過ごすことが多く不安の波がある」と効果は感じられない様子でした。
TMS20回終了時には、「多少効果が出てきた。朝の不安感が減ったが、まだ多少ある。」と少しずつ効果を実感されていました。
TMS30回終了時には、「TMSで結構改善できたと思うので、4月の中旬から復職しようと思う。まだ落ち込みや不安はあるが、やってみようと思う。」と症状の改善が認められました。
本人の希望が強く、当院の心療内科に転院して様子を見ていくこととなりました。症状が悪化した際には、ブースターTMSを実施する方針となっています。
症例のまとめ
休職期間内に治療を終えるため、1日2回のaTBSを行いました。
20回目までは効果を感じていない様子でしたが、30回目まで継続することで効果が認められました。
効果には個人差があるので、根気強く30回目まで継続することが治療効果を発揮するために必要であることを実感した症例です。
カテゴリー:ブログ 投稿日:2021年9月2日