【うつ病⑰】47歳男性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年/1月~X年/3月の69日間
  • 主訴:男性更年期障害のような症状、全身倦怠感、不眠、うつ、集中できない、記憶力低下
  • TMS治療の目的:抑うつ状態の解消
  • TMS治療プロトコール:PiTBS(プロロング) 30回、維持療法 倍量iTBS

これまでの経過

数ヵ月前から男性更年期障害と診断されてホルモン療法などを開始しましたが、全身の倦怠感、入眠困難、中途覚醒、うつ状態に悩まされていました。

薬物療法での効果が乏しいため、TMS治療を検討されました。

パキシル・トリンテリックス(抗うつ剤)、メイラックス(抗不安薬)、ガスモチン(消化管運動機能改善剤)を内服されていました。

薬物治療については、副作用や薬に対する抵抗感があるため使用したくないとの事で、rTMSを行っていくことになりました。

TMS治療経過

うつ病症例17の心理検査の結果をご紹介します

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

うつ病に対する薬物療法での効果が乏しいため、TMS治療を開始することになりました。

週3回プロロング(1800発)プロトコールを、30回行いました。

10回目終了時、睡眠は浅く頭がぼーっとする感覚はまだ残っていましたが、状態は少し上向きになりました。

20回終了後では、疲れやすさはまだありますが、「頭がぼーっとする感覚も落ち着き、更に上向きになってきました。」と、効果の実感がありました。

30回目には、「ぼんやりする感じ、疲れやすさも落ち着き、紹介元の主治医と薬を減らしていく方針となり、とても調子が良くなったと実感しています。」とTMS治療の効果が明らかになりました。

急性期を脱したため、倍量iTBS(1200発)に変更し、一週間に1回のペースで維持療法を行っていくことになりました。

症例のまとめ

週3日でしたが、そのペースを崩さずPiTBSプロトコールで1回あたりを増強した治療を行えたことで、改善に繋がりました。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年8月26日