【うつ病⑱】24歳女性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年/6月~X年/7月の42日間
  • 主訴:不眠、食欲低下、頭痛、腹痛、胸痛、憂鬱になる、息苦しい、動悸
  • TMS治療の目的:抑うつ状態、不安の改善
  • TMS治療プロトコール:倍量TBS(1,200発/回) 30回(1日1回・2回を組み合わせたaTBS)

これまでの経過

職場の人間関係や残業の多さがきっかけとなり、強い抑うつ状態と不安を認めるようになりました。

お母様にTMSを勧められ、ご本人も薬を使わない治療をご希望のため、当院を受診されました。

X年4月、他院にて自律神経失調症と診断され、6月より加味逍遙散(漢方)を内服中となっていました。

TMS治療経過

うつ病症例18の心理検査の結果をご紹介します

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

強い抑うつ状態と不安を改善するため、1日1回と1日2回を組み合わせ、倍量TBS(1,200発/回)を30回行いました。

TMS10回終了時は、「気分の変化はないが、睡眠が1-2h延びた。食欲も出てきた。日中ジムにいったりできている。」とのことでした。

TMS20回終了時には、「睡眠はとれるようになってきた。食欲も前より出てきて、美味しいと思えるようになった。身体も動かしている。たまに楽しいと思える日も出てきた。」と、気分の変化が認められました。

TMS30回終了時は、「落ち込みはあるが頻度が減った。趣味を楽しめる時間が増えた。」とのことでした。

治療後のフォローとしては、「このまま様子を見たい」とのことで終診となりました。

症例のまとめ

磁気刺激による疼痛を感じやすく、時間をかけて徐々に磁気強度を上げていき、最終的に110%で行いました。

早い段階で刺激強度を上げられた方のほうが、治療効果も得られやすく、徐々に効果が認められました。

初診時のうつ状態が非常に重く、30回治療後も残遺症状はあったので追加治療をすすめましたが、ご本人の希望で経過観察となりました。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年8月26日