【うつ病㊱】55歳女性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年/1月~X年/3月の43日間
  • 主訴:憂鬱になる、意欲が湧かない、不安、恐怖、焦燥感
  • TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
  • TMS治療プロトコール:倍量iTS30回 (1日2回週3回のaTBS)

これまでの経過

1年ほど前の転職を機に、体調を崩しました。

転職してストレスが溜まって辛くなり、半年前に精神科を初受診しました。仕事は退職となっていました。

半年前から他院にて処方されたデパス(抗不安薬)、ジプレキサ(抗精神病薬)を服用していました。

ジェイゾロフト(抗うつ薬)も服薬していましたが、下痢や口渇等の副作用により体調不良を起こしたため中止となっていました。

TMS治療経過

うつ病症例36の心理検査の結果をご紹介します

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

抑うつ状態で他院通院中のため、うつ病の改善を目指してiTBSを30回行いました。

往復4時間の遠方よりお越しのため、1日2回週3回の治療を計画しました。

TMS10回終了時には、「TMS終わったあとはスッキリするけど、すぐに戻っちゃう感じ」と、効果を感じつつも持続しないことを心配されていました。

TMS20回終了時には、「効果はいまいち。睡眠はとれている、食欲もある。施術が終わったら仕事がしたい。」効果に満足はしていませんでしたが、物事に対し意欲的になっていました。

TMS30回終了時には、「調子はそこまで悪くない。睡眠や食欲も大丈夫。仕事もやってみようと思っている。」と状態は安定していたので、遠方ということもあり、一度TMS治療を終了しました。

遠方なことを考慮し、今後は他院での薬物療法にて様子を見ていただくことになりました。

症例のまとめ

遠方で毎日の通院が大変なため、1日2回のaTBSを実施しました。

TMS治療により1番辛い時期を脱したため、物事への意欲も徐々に戻りました。

通院が困難な患者さんには、1日複数回の短期集中治療を行うことも可能で、短期間で治療効果を期待することができます。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年9月2日