【不眠症②】30代男性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年2月~X年4月の68日間
  • 主訴:抑うつ状態、不安、不眠
  • TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
  • TMS治療プロトコール:右低頻度(1800発) 30回

これまでの経過

一昨年から他院にて左高頻度のTMS治療歴があり、抗うつ効果を認めるものの不眠には効果が認められず、右低頻度の治療を依頼された患者様です。

他院にて左高頻度(16回)施行し、マイスリー・ロゼレム(睡眠薬)・レスリン(抗うつ薬)服薬中でした。

TMS治療経過

不眠症症例②の心理検査の結果になります。

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

不眠および残存する抑うつ症状を改善するため、右低頻度(1,800発)を30回行いました。

TMS10回終了時は、「あんまり実感はなく、左との違いもよく分からない。」とのことでした。

TMS20回終了時は「気分上がってきた、忙しい割には調子いいかも、声が大きくなった。睡眠は眠剤飲めば眠れる、イライラはない。」と少し過活動気味でしたが、効果が見られました。

TMS30回終了時は、「調子よくなっている。睡眠もとれている。」と主訴の改善を見ることができました。

ブースター治療についてご案内もして、終診となりました。

ご本人の実感があり、心理検査の結果からも改善を認めたので、ペースを落としての維持療法へ移行となりました。

症例のまとめ

右低頻度(1,800発)の治療を治療間隔3日以上空けることなく、30回無事終えることが出来ました。

治療10回終了後ではあまり効果を感じられませんでしたが、30回まで治療を継続することで効果が見られ始めて、主訴である抑うつ状態、不安、不眠の軽減と改善につながりました。

改めて、右低頻度の治療が不眠に対して効果が得られた症例です。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2022年6月17日