【双極性障害①】18歳男性

プロフィール

  • 治療期間:X年4月~X年7月の114日間
  • 主訴:憂鬱になる、やりたい事がうまくやれない、気分の波がある
  • TMS治療の目的:双極性障害の治療
  • TMS治療プロトコール:右低頻度(1800発)30回

これまでの経過

2年前より他院を受診し、双極性障害と診断されました。

薬物療法を開始しましたが合わず、気分変動が続くためTMS治療を希望されました。

レキサルティ(抗精神病薬)、炭酸リチウム(躁病・躁状態治療剤)、ラモトリギン(抗てんかん剤)、ソラナックス(抗不安剤)、サインバルタ(抗うつ病薬)を服用されていました。

TMS治療経過

双極性障害1の心理検査の結果になります。

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

右低頻度(1800発)のプロトコールを30回行いました。

10回目終了時はうつ状態が軽減しました。

「一日中寝込むこともなくなり、身体も動かしている」など活動量が増加しました。

20回目には「元気になってきている」とのことで、 テンションが高くなることやイライラ感が出ることがなく経過しました。

30回目終了前には調子も良く、落ち込みや不安は軽度となりました。

運動も始めるようになり、「今後はボクシングをやりたい」など意欲的な思考、行動が現れるまでに改善しました。

今後また調子が悪くなることがあればブースターTMSを検討していくこととし、治療は1クールで終了となりました。

症例のまとめ

治療10回目で一日中寝込むことも多かった状態から身体を動かせるまでに改善したことは、これまでの治療実績と比較して早期に効果が現れたケースでした。

若年であることが要因である可能性もあるため、引き続き年齢別の治療成績にも注視していくべき結果となりました。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年8月21日