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dTMSを用いた双極性うつ病の治療

TMS治療と双極性障害のページに引用しています。

双極性障害での左高頻度dTMSは有効

こちらの論文は、双極性障害のうつ状態の患者様に対して、deepTMSが有効かを調べたものになります。

dTMSとは、深部刺激が行えるTMS治療になります。

うつ病と同じ左DLPFC(背外側前頭前野)をターゲットにして、18Hzの高頻度刺激を行っています。

こちらの研究ではしっかりと客観性をもって行われていて、治療者も患者さんも実治療か偽治療かをわからないようにして、ランダムで割り振った試験になります。

このような試験では、実際の臨床よりも治療成績は低くなりがちですが、それでも実治療群では半数近くの奏効率が認められています。

ただし双極性障害ですので、長期的にみた場合の違いは示すことができませんでした。

やはり双極性障害においては、再発予防の観点では薬物療法が重要になるかと思います。

双極性障害でのうつ状態は治療選択肢が少なく、効果が期待できるお薬が限られてしまいます。

やむを得ず抗うつ剤を併用するケースもありますが、抗うつ剤とくらべると副作用や躁転のリスクも少なく、TMS治療は有効な治療選択肢の一つと考えられます。

サマリーのご紹介

dTMSの双極性障害でのRCTのご紹介

英語原文は、こちら(Pub Med)をご覧ください。以下、日本語に翻訳して引用させていただきます。

概要

双極性うつ病は、治療法の選択肢が限られており、非常に遷延している。

深部(H1コイル)経頭蓋磁気刺激(dTMS)は、単極性うつ病に対する有効性が確立されている新しいTMSモダリティである。

我々は、治療抵抗性のBD患者を対象にdTMSの有効性と安全性を評価するために、無作為化偽対照試験を実施した。

患者は、左背外側前頭前野(H1コイル、55 18Hz 2s 120% MT trains)に対してdTMS治療または偽治療を20回受けた。

主要アウトカムは、ベースラインからエンドポイント(4週目)までの17項目のハミルトンうつ病評価尺度(HDRS-17)の変化であった。副次的アウトカムは、ベースラインからフォローアップ期間終了時(8週目)までの変化、奏効率および寛解率であった。

治療開始時の躁転(TEMS)を評価するため、dTMSの有害事象質問票およびヤング躁病評価尺度を用いて安全性を評価した。

50人の患者のうち、43人が試験を終了した。偽治療群と実治療群でそれぞれ2例、5例の脱落者があった。

エンドポイントでは治療群は偽治療群よりも有意であったが、(dTMSを支持する差=4.88;95% CI 0.43~9.32、p=0.03)、追跡調査では有意でなかった。

また、治療群(48%)では、偽治療群(24%)より奏効率が高い傾向がみられた(OR=2.92;95%CI=0.87~9.78、p=0.08)。

寛解率に統計学的差はなかった。TEMSエピソードは観察されなかった。

十分な薬物療法を受けている抵抗性双極性うつ病患者において、dTMSは効果的で忍容性の高い付加療法である可能性がある。

dTMSの治療効果に関するRCTの結果をまとめたグラフになります。

Fig.2より引用

主要アウトカム

ITT分析では、混合モデルの結果、有意な時間の主効果(F5,240=25.38, p<0.001)と有意な時間×群間相互作用(F5,240=2.26, p=0.046)が明らかになった。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年1月28日

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