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産後うつ病とTMSの論文

こちらの論文は、

のページに引用しています。

産後うつ病(周産期うつ病)でのrTMS治療の安全性と有効性のシステマティックレビュー

こちらの論文は、産後うつ病(周産期うつ病)に対する治療効果についてまとめたものになります。

RCTが1本だけしかないですが、こちらではエフェクトサイズ0.87と高い結果となり、サンプルサイズが小さくても有効性が期待できると思われます。

また対照試験ではないのですが、TMS治療をおこなうことで4~7割の方に良い反応がみられて、2~3割が寛解(本来の状態を取り戻す)にいたったという結果になっています。

周産期うつ病は内因性の要素も大きく、うつ病や双極性障害のうつ状態にもエビデンスが蓄積されていることも踏まえると、TMS治療が効果的であると思われます。

授乳自体が母子の愛着形成に非常に重要ですし、授乳へのお薬の影響に対するお母さんの心配などを踏まえると、産後うつ病に対するTMS治療は有効な治療選択肢と思われます。

サマリーのご紹介

産後うつ病の論文①

英語原文は、こちら(Pub Med)をご覧ください。

以下、日本語に訳して引用させていただきます。

背景

反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS)は、大うつ病性障害(MDD)の効果的な治療法ですが、周産期の安全性と有効性についてのデータは限られていた。このレビューの目的は、第うつ病性障害への介入として周産期に実施されたrTMSの、安全性、忍容性、および有効性を体系的に調べることにある。

方法

2008年から2019年1月までの期間で、MEDLINE、EMBASE、およびPsychINFOを検索し、周産期うつ病の介入として周産期に行われたrTMSを評価している査読付き論文を同定した。報告された有害事象、副作用、中止率、ならびに臨床的反応率および臨床的寛解率を体系的に抽出した。

結果

データは、1件のランダム化比較試験、3件の非対照試験、3件のケースシリーズおよび5件のケーススタディから構成されており、合計で87人の患者が該当した。

重篤な有害事象は報告されていない。副作用は、周産期以外での集団で観察されたものと同等の割合で認められ、産科的および新生児の合併症はまれであり、sham-rTMS(偽刺激)と変わりがなかった。

ランダム化比較データは、0.87のサイズエフェクトで抗うつ効果を示唆していた。非対照試験(偽刺激と比較しない研究)では、41.4%~71.4%の臨床反応率、20.7~30.0%の臨床寛解率が報告されている。

治療の忍容性があり、治療を中止することを選択する患者はほとんどいなかった。

限界

この母集団の研究は不足していたため、データの大部分は本質的にバイアスリスクが高いソースからのものである。

まとめ

周産期でのrTMSは効果的とみられ、受け入れやすく忍容性も高いようだ。追加の研究が必要だが、rTMSのリスクとベネフィットのプロファイルは、周産期の女性にとって魅力的かもしれない。

執筆・監修

こちらの記事は、以下の医師が直接執筆しています。

  • 大澤亮太
  • 役職:医療法人社団こころみ理事長/武蔵小杉こころみクリニック院長/産業医グループこころみ副代表
  • 資格:精神保健指定医/日本医師会認定産業医/日本医師会認定健康スポーツ医/認知症サポート医/コンサータ登録医

適切なTMS治療を行っていくためには、TMS治療の知見はもちろんのこと、前提となる心の治療経験が非常に大切です。

当院には10名の精神科医が在籍していますが、両方に精通した医師4名のみ(2021年9月現在)が担当させていただきます。TMSは治療選択肢のひとつとして、患者さんの立場に立ってご相談させていただきます。TMS治療にご興味お持ちの方は、東京横浜TMSクリニックにご相談ください。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年1月3日

   

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