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自閉症スペクトラム障害に対する間欠的シータバースト経頭蓋磁気刺激(iTBS)

発達障害とTMS治療のページに引用しています。

右DLPFC高頻度刺激はこの論文で正当化されない

こちらの論文は、発達障害に対して右DLPFC高頻度刺激によって、治療効果が認められたと報告しています。

シータバースト法によって右DLPFCを刺激することで、実行機能と常同行動の改善が認められたとう結果となっています。

この論文を大々的にとりあげて、右DLPFC高頻度刺激を「発達障害プロトコール」として治療を行っている医療機関もございます。

しかしながら、この論文以外の報告もなく、10症例だけの報告になります。

さらには非盲検(実刺激と偽刺激をわからないようにしていない)になるので、結果が良い方向に偏りやすくなってしまいます。

パイロット研究とは、大きな研究を行う前の「トライアル」のような研究で、こういった研究報告の積み重ねで方向性が固まると、大規模な研究によって実証されていきます。

ですからこれをもとに、発達障害に対してTMS治療が効果的として治療していくことは適切ではありません

論文のご紹介

右DLPFC高頻度刺激が有効だったとする発達障害へのTMS治療のパイロット研究を紹介します。

英語原文は、こちら(Pub Med)をご覧ください。以下、日本語に翻訳して引用させていただきます。

目的

シータバースト刺激(TBS)は、標準的な反復的経頭蓋磁気刺激よりも効率的にシナプス可塑性を調節し、自閉症スペクトラム障害(ASD)などの神経精神疾患に対する有望なモダリティとなる可能性がある。

現在のところ、ASDの前頭前野の機能障害に対する有効な介入方法はほとんどない。

本研究では、自閉症スペクトラム(ASD)の男児と青年を対象に、実行機能障害と限定された反復行動を対象とした間欠的TBS(iTBS)の非盲検パイロット試験を実施したので報告する。

方法

9~17歳の右利きの男性ASD被験者10名を、iTBS治療の非盲検試験に登録した。

右背外側前頭前野を標的とした運動閾値100%のニューロナビゲート型iTBSを3週間にわたり15回実施した。

結果

反復行動尺度改訂版(RBS-R)およびエール・ブラウン強迫性尺度の親報告スコアは、iTBS治療により改善した。

参加者は、Wisconsin Card Sorting Test(WCST)における保続性の誤りとストループテストの合計時間の改善を示した。

iTBSの治療は忍容性が高く、重篤な副作用はなかった。

結論

これらの予備的な結果は、ASDに対するiTBSのさらなる対照介入研究が必要であることを示唆している。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年3月20日

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