【うつ病⑳】30代男性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年/6月~X年/7月の33日間
  • 主訴:気分が浮かない、憂うつで塞ぎ込む、漠然と不安
  • TMS治療の目的:うつ病の改善
  • TMS治療プロトコール:aTBS(1200発×2回)30回目標

これまでの経過

医師として勤務し、2年くらい前からきっかけはなく段々と意欲が落ちてきました。

楽しそうなイベントがあっても楽しめなくなるなど抑うつ状態になり、仕事だけでなくプライベートにも影響が出ていました。

現在、妊活中であることから、抗うつ薬による治療ではなく、TMS治療を希望されました。

TMS治療経過

うつ病症例20の心理検査の結果をご紹介します

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

一日2回(2400発)iTBSによるaTBSプロトコールを30回行いました。

10回目終了時、「変に深く考えないようになり調子が良い」と効果が認められました。

20回目には、「10回目のときよりも良いと思う」「 肩の荷がおりた感じ、霧が晴れる感じ」と、さらに効果を実感しました。

30回目終了時には、「ジムに通いだして楽しめる気分も安定している」と、活動的となり興味の回復も認められました。

治療後のフォローとしては、本人の希望もあり、維持療法を行うことになりました。

症例のまとめ

週3日、一日2回の治療のペースを保ちながら治療を行えたことで、うつ状態の改善へと繋がりました。

医師の目線で当院を信頼いただき、ご本人の定期的な通所のかいもあって治療効果が認められたので、印象に残る症例となりました。

カテゴリー:こころみ医学  投稿日:2021年9月1日

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