【うつ病㉘】30歳男性

プロフィール

  • 治療期間:【急性期】X年/2月~X年/3月の75日間
  • 主訴:外にでる気力が出ない、疲れやすい、料理をする気力が湧かない
  • TMS治療の目的:抑うつ状態の改善
  • TMS治療プロトコール:倍量iTBS 30回(1日2回週2-3回のaTBS)

これまでの経過

2年半前からうつ症状があり、かかりつけのクリニックに通院していました。

抗うつ薬を十分量使うも抑うつ状態が遷延していた(現在休職中)ため、TMS治療をご希望されました。

TMS治療経過

うつ病症例28の心理検査の結果をご紹介します

※HAM-D・MADRSは医療スタッフが評価するうつ症状心理検査で、SDSは患者さん本人の自覚症状を評価するうつ症状心理検査

抑うつ状態が遷延しているため、うつ病の改善を目指すiTBSを1日2回週3回のaTBSプロトコールで30回行いました。

TMS10回終了時に、「副作用は今のところないけれど、調子も今のところ変化がない。倦怠感があって、夕方まで続く」とのことで、変化を認めていませんでした。

TMS14~15回目から、「体が軽くなった。」と効果を実感されるようになりました。「倦怠感も低下し集中力も出てきた。雑誌、本も読める。イライラもない」と、睡眠や食欲も改善してきました。

30回終了時には、「調子悪くない、身体の疲れやすさがなくなってきた。料理ができたり、読書もできている」とのことで、TMS治療を一旦終了して経過を見ていくことになりました。

症例のまとめ

すぐに効果の出る治療ではないので患者さん自身焦ることもありましたが、間隔を空けず継続いただくことでうつ症状は改善傾向を示しました。

治療効果の判定には、効果が乏しくても20回目までは確認したほうが良いことを経験できた症例になります。

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年9月2日