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女性患者とセッション当たりの刺激数の少なさがrTMSの短期間抗うつ特性に関連

TMS治療とうつ病のページに引用しています。

うつ病でTMS治療は女性に効果的

こちらの論文は、うつ病での治療効果に関係する因子を分析したものになります。

2013年度以降の研究は含まれていませんので、あくまで従来のrTMS治療でのデータをまとめたものになります。

これによれば、より高い治療効果が期待できる条件として以下が考えられています。

  • 女性であること
  • 1セッション当たりの刺激が少ないこと

その後にiTBSなど刺激法の工夫がされたために、1セッション当たりの刺激数の少なさは従来のrTMS療法でのことになります。

しかしながら女性の方が効果が期待しやすいというのは、とても興味深い結果になります。

また同時に、抗うつ剤の効果とTMS治療の効果は独立していることも示されています。

お薬とTMSは異なるメカニズムですから、お薬の反応に関係なくTMS治療の効果が期待できることになります。

このためお薬を使っていないうつ病の患者さんはもちろんのこと、お薬での治療に反応しないうつ病患者さんでは特に、TMS治療は非常に有効な治療選択肢となります。

サマリーのご紹介

うつ病でのTMS治療は女性と少ない刺激が有利であるとするメタアナリシスのご紹介

英語原文は、こちら(Pub Med)をご覧ください。以下、日本語に翻訳して引用させていただきます。

背景

背外側前頭前野(DLPFC)への反復的経頭蓋磁気刺激(rTMS)は、短期的な抗うつ作用を有するようである。

本研究の目的は、これまでのメタアナリシスを更新し、rTMSの抗うつ特性に関連する因子を調査することであった。

方法

MedlineとPsycInfoで系統的な文献検索を行った結果、大うつ病にDLPFCに対するrTMSを利用した、N=14の偽治療対照並行デザイン研究(2008年以降2013年8月までに発表されたもの)を今回のメタアナリシスに含めた。

感度およびモデレーター解析には、前回のメタ解析で得られたN=40研究(1997年~2008年に発表)のデータも含まれていた。

各研究における効果量(Cohen’s d)は、偽治療群と比較したrTMSにおけるベースラインから最終(最終セッション後)までの平均うつ病スコア(ハミルトンうつ病評価尺度、Beckうつ病調査表およびMontgomery Asbergうつ病評価尺度)の標準化された差であった。

結果

2008年から2013年に発表された研究では、N=659人の患者を対象とした逆分散重みを用いたランダム効果モデルによると、rTMS後のうつ病スコアは偽群と治療群と比較して有意に低下した(全体平均重み付けd=-0.42、95%信頼区間:-0.66、-0.18、P=0.001)。

我々の過去の研究と最近のメタアナリシス(1997年~2013年に発表された研究;N=54)を組み合わせることで、DLPFCの左側に高頻度(1Hz以上)、右側に低頻度(1Hz以下)および両側(または順次)のrTMSを行った場合には、偽治療群と比較してうつ病が有意に減少することが明らかになった。

治療抵抗性、単極性(または双極性)、非精神病性、無投薬(またはrTMSと同時に抗うつ薬の投与を開始)の患者を対象とした研究では、rTMSの有意な抗うつ特性が認められた。

一変量メタ回帰によると、女性患者が多く、1セッションあたりの刺激数が少ない研究では、うつ病スコアが有意に低かった。

分析では出版バイアスが発生したという証拠はほとんどなかった。

結論

これまでで最大規模のメタ分析である本研究によると、rTMSの短期的な抗うつ特性は同時併用している抗うつ薬の効果とは独立しており、性別とセッションあたりの刺激数に依存する可能性がある。

うつ病TMS治療では、女性とセッション当たりの刺激数の少なさが有利とするメタアナリシス

1997年から2013年に発表された研究において、予測因子として用いられた様々な研究特性(1試験あたりの女性患者数の割合および1セッションあたりの刺激数)の、加重効果サイズd(アウトカム)に対する一変量ランダム効果メタ回帰。

注釈:図は、アウトカム(加重d/試験、Y軸)と予測因子(X軸)の散布図である。

(A) 1試験あたりの女性患者数の割合、(B)1セッションあたりの刺激数。

うつ病スコア(ベースライン-最終)は、女性患者数が多く、1セッションあたりの刺激数が少ない研究では、偽治療群と比較してrTMS後に有意に減少した。

略語:rTMS、反復経頭蓋磁気刺激; Std diff、標準化平均差d.

カテゴリー:ブログ  投稿日:2021年1月28日

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